工場 西村道也造『鉄釜釣』大西浄長極箱
商品概要
商品の説明名工で名高い西村道也造の鉄製の釜釣です。制作されてからおよそ300年経過し、かつ上質な鉄を使用していますので最高の鉄味に育っています。箱書は大西浄長の極箱で蓋表に『鐵カマ釣』、蓋裏に『鐵カマ釣 右ハ享保年時代道也作無紛者也 御釜師 癸亥弥生日 大西清右衛門』として印が捺してあります。癸亥とは大正12年(1923)の事ですので、浄長57歳頃の箱書ということが判ります。箱の状態は良好です。極箱。幅19㎝(先端の中心同士を計測)高さ15㎝ ≪作≫▢西村道也(にしむらどうや)生没年不詳釜師。西村家三代。京都三条釜座に住し、享保時代(1716〜1736)に活躍した。名は孝知のち富常、通称は初め弥一郎のち弥三右衛門、号を道也と名乗り、のちに道治と改める。西村家で代々「道や(弥・也・爺)」を名乗ったところから、俗に「なりどうや」と呼ばれる。官休庵二代の文叔宗守の門下で、元禄13年(1700)十一月記の『釜師之由緒』や『名物釜記』などを著す。釜肌は中荒肌で、口の際、鐶付などに荒れを見せて風情を添えているなど上手とされ、この人より西村家でも焼抜をやるようになる。『茶家酔古襍』に「道治 初弥一郎、後弥三右エ門、名孝知、道也と号す、後道治と改む、原叟時代、上手、鳳凰風炉、百侘、少庵巴蓋」とあり。『茶道筌蹄』に「道也 道彌の子也、彌三右エ門と云ふ、後道冶と改む」とあり。≪極め≫▢大西浄長(おおにしじょうちょう)慶応2年(1866)~昭和18(1943)千家十職(釜師)。大西家13代。浄典の長男。名 清右衛門、諱 孝信、号 清右衛門。茶道衰退の時代に家業を継ぎ、苦しい時代を過ごしたが、明治後半には茶道の興隆に力を傾けた。橋本関雪や山元春挙の下絵を鋳込んだ釜など、日本画家との合作も多く残している。謹厳実直な性格を映して、釜作も生真面目さが表れている。【参考文献】落款花押大辞典 淡交社#自分だけの茶道具を持ってみませんか#釜釣#西村道也#茶道#釜釣#吊釜#三千家#表千家#裏千家#武者小路千家#釜鎖#大釻#釜釻#釜鐶#炭点前#茶事#金工#茶道具#鉄#茶道#古美術#茶室#茶会#京都#茶の湯#美#アート商品の情報カテゴリーホビー・楽器・アート > 美術品・アンティーク・コレクション > 工芸品 > 金属工芸商品の状態目立った傷や汚れなし発送元の地域島根県
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